第9回 内装―『今ある部屋を今の生活に合わせて』

みんなが集まる広い部屋にリフォーム
数ヶ月前、飯田市内にお住まいのお客様より、「台所と居間の間の壁を壊して、ひとつの広い部屋にしてくれんかなぁ。」とご依頼がありました。早速、お宅を訪問し、ご要望をお聞きしながら、現状の確認をさせていただきました。
リフォームのきっかけは、「お盆やお正月に子供達が帰ってきたとき、全員が集まって食事をしたり、会話するのに、8 畳の居間の大きさでは窮屈。みんなが集まることができる広い部屋がほしい。」とのことでした。こちらのお宅は、9.5 畳程の台所と8 畳の居間(和室)が隣接しており、その間に押入収納部分が1.5 畳ある間取りです。

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お客様のご要望どおり、台所と居間の間の壁と押入部分を取っ払ってしまえば、約19 畳の広い空間が生まれます。ですが、それでは地震に耐えることができない空間になってしまいます。
そこで、片端に少しだけ壁を入れさせてもらうようにし、それ以外の壁は撤去するご提案をさせていただきました。
キッチン設備は今まで使用していたものをそのまま使い、居間部分の畳は、くつろぐことのできるスペースとして残すことにしました。
台所部分の床フローリングの張替えと天井クロスの貼替え、壁は居間(和室)部分の京壁を落として、全面をクロス貼りに。
また、タイミングよく住宅エコポイント制度が導入されたので、すきま風の寒い窓はこの機会に、暖かい断熱サッシに入れ替えることにしました。

台所と居間が別々の部屋で、窮屈さを感じていた空間は、とても開放的で暖かな空間に生まれ変わりました。お客様は、「お盆に子供たちが帰ってくるのが、今から楽しみ」とおっしゃっています。

家族構成も、暮らし方も変わる
家を建ててから時間が経つと、家族構成や暮らし方が変化し、様々な不都合を感じるようになります。
・子供が独立し、子供部屋だった部屋はそのままの状態…
・孫が遊びに来たときに、安心して遊ばせられるスペースがない…
・昔は大人数が集まると「客間へ」だったが、今の時代は「リビングが客間」。
だから広いリビングがほしい…
このように感じていることはありませんか?
無駄になっている部屋や使い勝手の悪い部屋を見直してみてください。
子供部屋だったところは趣味の部屋にする、空き部屋は収納スペースにするなど、
新しい形でよみがえらせて、せっかくあるスペースを有効に利用したいですね。
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壁を撤去し、ひとつの部屋にするだけで、広がりのある空間が
生まれます。

高価な住宅設備を入れ替えるなど、大げさなリフォーム工事を
しなくても、壁や天井のクロス・床のフローリング・窓のカー
テンを変えてみるだけでも、部屋の雰囲気はガラリと変わります。
内装リフォームは、お金をかけない簡単なリフォームから
新築同様のリフォームまで幅広く、様々なやり方があります。
宅建設店では、様々な状況を考えたうえで、ご要望にかなった
適切なアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談
ください。