第27回 内装―『冬場の結露、お困りではありませんか?』

飯田下伊那の浴室リフォームは宅建設店にお任せください!

どうして結露するの?
この寒い冬の季節、「結露」でお困りの方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
結露の正体は空気中の水蒸気。 暖かく湿った空気が冷たいものに触れると、その空気は水滴へと変化します。
気温の低い日に窓を見ると、ガラスについた水滴でまわりがビタビタに・・・なんてことがよくありますが、窓は、家の中で最も結露が発生しやすいところです。窓の結露は、冬の冷たい外気によって冷やされたガラスに、暖房等で暖められた空気が付着して冷やされ、水蒸気が水滴(=結露)となって発生しています。こうして発生する結露を放っておくと、窓枠やカーテン、付近の床がぬれてしまい、そこからカビやダニが繁殖する恐れがあり、健康の大敵と言えます。

結露の原因
私たちの生活環境の中には、結露の原因となる水蒸気を発生させているものがたくさんあります。
例えば、灯油やガス等燃焼タイプの暖房器具、ストーブにかけたやかん、料理中のなべ、お風呂、観葉植物、人間、洗濯物の室内干しなど・・・ 「生活していく上では仕方のないことばかりで、結露の防止なんて不可能じゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、結露のしくみを理解して室内環境を意識的に調整できれば、結露の発生は十分軽減できます。

結露対策
結露防止の基本は「室内の温度と湿度を適度に保つ」ことです。
「部屋ごとの温度差をつくらない」、「余分な水分を発生させない」を心がけ、結露防止に効果的な方法を暮らしのなかに取り入れていきましょう。

◆ 換気を十分に行う
窓を開けて風通しをよくしたり、換気扇などを使って換気することで、室内の湿気の高い空気を排出することで結露を防止します。水蒸気が多く発生し、他の部屋よりも暖かいキッチン・お風呂場の換気扇を回し続けるようにすると効果的です。

◆ 暖房器具をチェック
石油ストーブやファンヒーターなどの燃焼タイプの暖房器具は、安価ですぐ暖かくなる便利なものですが、燃焼中に大量の水蒸気を発生させます。
エアコンや床暖房など、水蒸気が発生しにくい暖房器具にするのも結露防止になります。寒い飯田下伊那地域でのエアコンによる暖房は、一昔前では考えられませんでしたが、今ではエアコンの性能もよくなり暖房器具として十分に使用できるくらいになりました。おっくうな給油の手間もなくなります。もちろん省エネにもつながります。

◆ 除湿
除湿機や除湿材を使って、部屋や押入の湿度を下げます。
また、湿度を上げないために、室内に洗濯ものを干さない、乾燥しているからといって必要以上に加湿器を常用しないようにしましょう。観葉植物や観賞魚の水槽を置かないことも結露防止につながります。

◆ 窓の断熱
最近の住宅ではペアガラスに樹脂サッシを使用することで、断熱&結露対策が進んできていますが、築20年以前の住宅のほとんどが、単板ガラスにアルミサッシです。
そこで、ペアガラスの断熱サッシに交換したり、現在あるサッシの室内側に、もう一枚サッシを取り付けて二重サッシにすることで、断熱性を向上させ、結露防止する方法があります。
今なら、住宅エコポイントの利用ができるのでおすすめです。

結露や寒さのお悩みを抱えたお客様は多く、宅建設店でも、外窓の交換や内窓の設置など、住宅エコポイントを利用した窓の断熱改修を多くのお客様よりご依頼いただき、工事させていただいています。
また、給油手間の軽減や夏の猛暑対策もあわせ、エアコンを設置されるお客様も増えています。
結露対策にはさまざまな方法がありますが、結露防止の重要ポイントである【換気】【除湿】【断熱】をよく考え、ご家族の健康や快適な暮らしのために、我が家にとってベストな方法で結露防止を心がけましょう。