第17回 『住宅エコポイント制度を利用するなら、今がチャンス!』
住宅エコポイントとは
飯田下伊那地域も少しずつ春の訪れを感じる気候になり、いよいよ住宅着工に適する季節となりました。
そこで、宅建設店からお得な情報をお知らせします。
住宅にエコポイント制度があるのをご存じですか?
省エネ家電や車ではおなじみですが、住宅の新築やリフォームでも省エネ基準を満たした製品を購入するとポイントが発行されます。
ポイントは、様々な商品と交換できる商品券や追加工事の費用にあてることができます。
ポイント発行の対象住宅とは
ポイント発行の対象となるエコ住宅の新築やエコリフォームは、国が定める省エネ基準を満たす必要があります。
新築の場合は、住宅の構造(木造または鉄筋コンクリートなどその他の構造)によって、基準が異なります。
リフォームの場合は、窓の断熱改修やガラス交換、外壁・屋根・天井・床などの断熱改修など、工事を行う部位や面積に応じてポイントが発行されます。
また、窓や外壁などの断熱改修といっしょにバリアフリー改修や太陽熱利用システム・節水型トイレ・高断熱浴槽の設置をすると、それらの工事にもポイントがつきます。
ポイントは、エコ住宅の新築およびエコリフォームともに最大で30万円相当です。
例えば、浴室といっしょにバリアフリー改修工事をする場合は次のようになります。
■ 窓の断熱改修(※必須) 7,000ポイント
■ バリアフリー工事
・ 手すりの設置 5,000ポイント
・ 出入口の段差解消 5,000ポイント
・ 出入口を引戸にして幅の拡張 25,000ポイント
■ 高断熱浴槽の採用 20,000ポイント
⇒合計 62,000ポイント
このポイントは、商品券などと交換してもよいですし、新しい洗面化粧台に交換するなど追加で行う工事費用として使うこともできます。
リフォーム工事では、工事部位ごとに様々なやり方があります。
リフォーム工事を行う場合は、施工業者から住宅の現在の状態について詳しく説明を聞き、どのような工事を行うのが一番よいか、しっかり相談することが大切です。
ポイントの発行対象となる工事の期間
新築は、平成21年12月8日~平成23年12月31日に建築着工したもの、リフォームは、平成22年1月1日~平成23年12月31日に工事着手したものが対象となります。
制度の終了までは、およそ9ヶ月の期間がありますが、万が一、予算額を超えることが予測される場合は、申請期限の前でもポイントの発行を終了することとなります。
車のエコカー減税で終了間近になって申請が殺到し、予算額を超えてしまったことは記憶に新しいところです。
住宅の場合は依頼をしてすぐに購入、という訳にはいきません。現場を確認して、工事方法を決めて、見積りをして、材料を揃えて、ようやく工事が着工できます。工事内容にもよりますが、それなりの工事期間がかかります。そして、工事完了後にようやく申請手続きができます。
最近になり住宅エコポイント制度の認知度が高まり、秋頃には予算到達になるのでは…という話も耳にします。
工事は着工したけど、予算額に達したためにポイントの発行がされなくなった…ということにならないよう、住宅エコポイントの利用をお考えの方は、早めにご相談ください。
この機会にエコポイントを賢く利用して、快適な家づくりをされませんか。
詳しくは、
住宅エコポイント事務局ホームページをご覧ください。